今一番気になるThinkPad

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Thinkpadなんて見た目みんな一緒じゃん。なんて声をよく聞きますが、はい全くその通りです。ほとんど見た目は変わらないのに値段がえらい違う、何が違うんだよと納得できない方も多いのではないでしょうか。

よくわからいけど、でもThinkpadが欲しい!けど何買えばいいの?という方に対して、お金があればこれ買っとけばいいよというもの(私が欲しいだけ)を話していきます。

 

ThinkPad X1 Extreme Gen 4

はい、こちらを買ってください。このマシンを買えば大抵のことはできます。

 

一番安いパフォーマンスモデルで以下の構成です。

インテル® Core™ i7-11800H プロセッサー (2.30 GHz, ターボブースト時 4.60 GHz)

Windows 11 Home 64bitOffice

8 GB DDR4-3200MHz (SODIMM) + 8 GB DDR4-3200MHz (SODIMM)

512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe OPAL対応

16.0型 WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, ブルーライト軽減パネル

NVIDIA® GeForce® RTX™ 3050 Ti Max-Q 4GB GDDR

FHDカメラ (マイクロホン付)

インテル® Wi-Fi 6E AX210 2x2 & Bluetooth® vPro™対応

指紋センサーキーボード

日本語キーボード(バックライト、指紋センサー付)

 

この構成で285,164円です。正直言ってお買い得だと思います。

まずCPUですが、ノートPC内ではトップクラスです。

PassMarkでは約21500と圧倒的です。こんなんで何かできないことなんてあるの?というスペックです。私のメインThinkpad x250がIntel i5-5300Uでして、PassMarkが約3700です。約5倍以上の差があります。羨ましい・・・。

メモリとストレージはカスタムできるので必要な方は増やせばいいでしょう。値段は高いですけど。保証とか気にしない方はご自身で変更するのもありですね。メモリはオンボードではなく2スロット用意されているので変更も可能です。

ディスプレイですがこれもカスタムできるので欲しい方は高いのを選んでください。ただ、私のようにまだ1366x768ディスプレイの端末を使用していた方ならば標準のスペックで何ら問題ないと思います。

次にグラッフィックボードですがRTX™ 3050 Ti Max-Q を搭載しております。こちらも変更が可能ですが、一つ上のランクに上げるだけでかなり値段が違います。そこまでグラフィックを必要としない方は変更する必要もないでしょう。また、Youtubeでの紹介動画などでは、上位のグラフィックボードでは排熱が追いつかずに性能を出し切れないというのも見かけます。通常のゲームをするのであれば、この3050Tiで全く問題はないと思います。むしろノートPCにデスクトップ並の性能を求めるのがおかしいのであって、モバイルと割り切って使用するのが正解だと私は思います。

また地味に便利なのが指紋センサーとバックライト。これはなくてもいいのですが、あったらあったでかなり便利なんですよ。つけない事もできますが、数千円しか違わないのでつけておくことを推奨します。

 

他のThinkpadとの違い

ではここから他のThinkpadとの違いを書いていきます。

 

・ディスプレイが16インチである

他のThinkpadは15,14,13インチなどをそのシリーズで選択可能のものもありますが、16インチはこのExtremeのみです。16インチであれば外部ディスプレイを接続しなくても大抵のことはできると思います。

 

・上位のグラフィックボードを搭載できる

Thinkpadはいわゆる会社向けのPCであり、通常業務ではグラフィックをそこまで必要としないのでカスタマイズでも選択できる機種は限られます。ほとんどは内蔵グラフィックスで、搭載できるとしてもMX450程度です。下位のグラフィックボードではゲームをするにはスペックが足りません。動画編集でもきついと思われます。

 

・16インチ&ゲーミングPC並のスペックで2kg以下

公式では最低約1.81kgと、この大きさ・スペックではかなり軽い部類に入ります。Thinkpad E15で約1.7kgで、同じLenovoのゲーミングPCは軒並み2kgを超えています。これを考えるとかなり軽量で持ち運びもできるPCだと言えます。ただ上記にも書きましたが、ゲーミングPCとの決定的な違いは排熱処理だと思います。ゲームを主にする人は素直にLegionを買いましょう。

 

・音響がいい(らしい)

Dolby Atmos®機能付きステレオスピーカーを搭載しているらしく、パワフルで歪みのないサウンドをお楽しみいただけるらしい。他のThinkpadや私のx250では酷いとまではいかないが、良くもない。音響も良いにこしたことはない。

 

ということで他のThinkpadとかなり差別化された特別なものだということがおわかりいただけたと思う。

 

他のメーカーとの違い

ここからは他のメーカーPCとの異差を書いていく。

 

・ゲームができるPCとは思われない

Thinkpadといえばビジネス。いつの時代も黒い躯体に赤い丸ポチ。無骨で飾り気のないノートPCのイメージでまさかゲームをやっているとは思われないだろう。

 

・仕事で問題なく使える

他のメーカーがグラフィックボードを搭載しているような端末となれば、さぞかしプレミアム感が出るデザインか、もしくはゲーミングPCのようなごつい端末となる。そんな高級感や、いかにもゲームしますよ感があるようなものを出先や客先で使うことはできない。何だこいつというような目で見られるのがオチだ。ただThinkpadだけは違う。絶対にそんなことは思われないし、逆に羨望の眼差しを受けるだろう。

 

・実は安い

Thinkpadと人気を二分していると言われているPanasonicのLet's note。この端末とThinkpadを比べるとスペックがかなり劣っていて同じくらいの価格である。例を出すと、Let's note FV1の14インチ、11世代i5,16GB,SSD512GBで276,100円からだ。ほぼ同じ値段で11世代i7,RTX3050TiがつくThinkpadが買えるのにLet's note選ぶ理由などない。

 

・所有欲が満たされる

はじめにも書いたが、デザインが全く同じように見えるから違いがわからない。なのに所有欲が満たされるとはどういうことか。他のメーカーは次々と新しいスペック、新しいデザインで製品を出しているが、その端末を購入した人たちは本当に満足しているだろうか?スペックの上昇は仕方ないことであるが、やはり新しい端末になればなるほどデザインは洗練されカッコよくなっていく。一年前に購入した同じシリーズが今では型落ちでダサく見えてしまうという事をみなさんも経験したことがあるだろう。これをメーカーはわざとやっており、見た目がいいのと本当は必要のない最新スペックを理由にして販売する手法を取っている。これではいつまで立っても端末に愛着がわかないだろう。

だがThinkpadは全く逆。同じようなデザインを続けているということを逆手に取り、その時の自分が必要とするスペックを購入することで長い期間使用することができる。新しい端末が発売されても同じようなデザインなのでそこで買い換えようとは思わない。本当にスペックが足りなくなったときにまた購入するというサイクルとなる。購入したばっかりの頃は新品ということで欲を満たし、中期にはまだ最新スペックと同じことをこの端末でもできることを誇り、後期にはまだこのPC使ってるんですかと言われた相手に、仕事はスペックで決まるものではないと説き伏せることができます。長く使えるのも所有欲が満たされている証拠です。満たされなければすぐに買い替えてしまうでしょうし、そもそもこのデザインがかっこいいので何も問題はないでしょう。

 

・故障が少ない・自分で交換できる

故障はかなり少ないです。もし故障しても自分でパーツを交換することで治せます。他のメーカーは分解するのもかなり複雑で時間がかかりますが、Thinkpadはだいたい裏蓋を外せばほぼ全てにアクセスできます。素人でも簡単にできるのでお財布にも優しいです。

 

最後に

だいたいこんなところでしょうか。最後はExtreme以外のことを書き連ねましたが、Thinkpadを使うということは得しかないということをわかっていただきたくお話しました。他のメーカにはない魅力が未だに沢山のThinkpadユーザーを掴んで離さない事を、そして最後まで読んでいただいたあなたもその資質があることをご認識ください。

 

では良きThinkpad Lifeをお送りください。